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イヌビユ

執筆者の写真: はるみ 菊池はるみ 菊池

和名:イヌビユ(ヒユ科)

方言:イヌビョウ

イヌビユは、6~7月頃から畑や野原に這うようにして繁茂するヒユ科の野草です。その葉はほうれん草に似ており、食用としても利用価値が高い植物です。特に、同じヒユ科のマルビユと比較すると、イヌビユの方が味が良いとされています。

イヌビユの食べ方と特徴

イヌビユは柔らかな若葉だけでなく、大きく成長した葉も調理しておいしくいただけるのが特徴です。アクが少なく、扱いやすい野草の一つとして、さまざまな料理に活用できます。

  • おひたし・和え物:軽く茹でた葉をポン酢やごまだれで和え、シンプルに素材の風味を楽しめます。

  • 天ぷら:大きくなった葉も天ぷらにするとサクッとした食感と風味が楽しめます。

  • 油いため:少量の油で炒めると、クセのない味わいで野菜代わりとして使えます。

食材としての魅力

イヌビユは成長しても葉が硬くなりにくいため、調理方法に幅があるのが魅力です。また、栄養価も高いとされ、ほうれん草の代用品として利用されることもあります。

イヌビユは、繁殖力の高さから畑の雑草とされがちですが、その栄養価や食味を知れば、実は優れた食材であることに気づきます。

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