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イカリソウ

執筆者の写真: はるみ 菊池はるみ 菊池

和名:トキワイカリアソウ(メギ科)

方言:イカリソウ

イカリソウ:昔から伝わる強精・強壮の秘薬

イカリソウは、古くから「強精・強壮の秘薬」として知られる薬草です。陰萎(インポテンツ)や健忘症に効果があるといわれ、現代でも健康維持や活力アップを目的に幅広く利用されています。そのさわやかな香りも特徴で、薬酒やお茶としての用途が特に人気です。

イカリソウの特徴と利用法

【若葉の食用】

春に採れる若葉は、天ぷらやおひたしにして食べることができます。自然の恵みを手軽に楽しめる方法としておすすめです。


【薬味酒やお茶としての利用】

イカリソウを薬味酒やお茶に使う場合、7~9月頃に葉を採取するのがベストです。採った葉はよく水洗いし、陰干しにして乾燥させてから使用します。乾燥させることで枯草のようなさわやかな香りが際立ち、飲用時の魅力がさらに増します。

イカリソウ酒の作り方

イカリソウ酒は、家庭で簡単に作ることができる健康酒です。以下の手順を参考にしてみてください。


【材料】

  • 干したイカリソウ:50~100g

  • ハチミツ:100~200g

  • ホワイトリカー:1.8ℓ


【作り方】

  1. 容器にイカリソウ、ハチミツ、ホワイトリカーを入れます。

  2. 冷暗所に2~3週間から1か月ほど置いて成分を抽出します。

  3. 漬け終わったら濾して完成です。

成分が強いので、1日の摂取量は**盃1杯(小さなグラス1杯程度)**にとどめることをおすすめします。


イカリソウ茶の作り方

イカリソウはお茶としても楽しむことができ、以下の手順で作ることが可能です。佐渡では昔は健忘症、神経衰弱、血圧抑制、強壮、強精などに利用されてきたと言われています。


【材料】

  • 乾燥したイカリソウ:1日分として15~20g

  • 生姜:少々

  • 甘草:少々


【作り方】

  1. 水にイカリソウを入れて、弱火で煎じます。

  2. 生姜と甘草を加え、さらに煮詰めます。

  3. 1日分として3回に分けて飲むのが理想的です。



イカリソウと現代の活用

イカリソウは、薬酒として飲むだけでなく、カクテル用の材料としても使えるほど香りが良いのが特徴です。現代のライフスタイルに合わせた健康的な飲み物として、楽しむことができます。

自然の力を活かした健康維持の一環として、イカリソウの薬酒やお茶を取り入れてみてはいかがでしょうか?


ただし、強い成分を含むため、摂取量を守りながら自己責任で、

安全に楽しむことが大切です。


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