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イタヤ

執筆者の写真: はるみ 菊池はるみ 菊池

和名:アカメイタヤ・エゾイタヤ(ムクロジ科)

方言:イタヤ

イタヤの葉と木:自然がくれる食と道具の恵み

春先に採れる新芽や葉は食卓を彩り、その堅い木材は実用的な道具として使われてきました。今回は、イタヤの葉の楽しみ方と、木材としての文化的な価値をご紹介します。

4月~5月の葉を味わう

春になるとイタヤの葉が柔らかく芽吹きます。この時期に採った葉は、調理してさまざまな料理に活用できます。

ゴマ和えや味噌汁に

採れたばかりのイタヤの葉は、軽く茹でてゴマ和えにすると、そのほろ苦さとゴマの香ばしさが絶妙にマッチします。また、味噌汁の具としてもぴったり。新緑の季節ならではの、爽やかな味わいを楽しむことができます。

イタヤの木材としての活用

イタヤは「堅木(かたぎ)」と呼ばれる丈夫な木材で、昔から日用品や道具の素材として親しまれてきました。その硬さと耐久性を活かし、楔(くさび)などの工具や家具に加工されることが多かったそうです。

嫁入り道具としての縫製台

古老の話によると、かつては嫁入り道具のひとつとして「イタヤで作られた縫製台」が用意されていたとのこと。堅く丈夫なイタヤの木は、裁縫に欠かせない道具を支える材料として重宝されていました。これもまた、イタヤが生活に根付いた木である証といえるでしょう。

イタヤの恵みを現代に活かす

イタヤの葉は、旬の時期にそのまま味わうのが一番おいしいですが、塩漬けにして保存することもできます。また、木材としてのイタヤは、現代でもDIYや木工の素材として活用可能。丈夫で美しい木目は、自然派インテリアにも最適です。


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