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イヌドウナ

執筆者の写真: はるみ 菊池はるみ 菊池

和名:イヌドウナ(キク科)

方言:イヌウ


山で見つける春の楽しみ

春の山に入ると、ワラビ探しの途中でふと目にする「イヌドウナ」。その存在感と特有の音が、山歩きの楽しさをさらに引き立ててくれます。今回は、イヌドウナの魅力や食べ方についてご紹介します。

山で出会うイヌドウナ

イヌドウナは、山の半日陰で群生していることが多く、春の山菜採りでよく見かけます。その茎をへし折ると、「ポンポン」と爽やかな音が響き、まるで山の恵みを受け取る喜びを感じさせてくれる瞬間です。この音を聞きながら摘み取る楽しさは、他の山菜にはない特別な魅力といえるでしょう。

イヌドウナの食べ方

摘みたてのイヌドウナは、茹でてさまざまな料理に活用できます。その特徴は、ほんのりしたぬめりと、野生の山菜としては比較的少ない灰汁(アク)。そのため、調理しやすく、栽培野菜に似た親しみやすさがあります。

おすすめの料理

  • おひたし:シンプルに茹でた後、醤油やポン酢をかけて。

  • 和え物:ゴマ和えや酢味噌和えにすると、ぬめりがアクセントに。

  • スープや味噌汁:軽く茹でたイヌドウナを汁物に加えると、独特の風味が楽しめます。


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